歯科ユニット(オーラルベット)
「口の中の処置に使用します。」
歯医者さんによくある、アレです。
歯石を取って歯をきれいにしたり、磨いたり、抜歯のために歯や骨を切ったりするのに必要です。
以前は歯石を取ってきれいにする超音波スケーラと、抜歯や研摩などに必要なモーターツールと、別々に用意して口腔内の処置を行っておりましたが、
今は全部一つにユニットとしてまとまっております。一つ一つのツールが性能が良いので口腔内処置が断然楽に、そして早くできるようになりました。
いまは無くてはならないツールですね。
口腔内レントゲン(デジタル)
「当院はすべての歯科処置に口腔内レントゲンを撮影します。」
上にあるカメラみたいなものがX腺の発射装置です。そして下にあるコードが伸びているものがレントゲンのセンサーになります。
センサーを口の中にいれて、撮影します。
デジタルなのでX腺の線量を極力抑えることができ、なおかつきれいなレントゲンが撮影出来ます。
「どの歯をどうしたら良いかはレントゲンを撮らないと分からないのです。」
もし抜歯が必要ならば、なぜ、その歯を抜かねばならないのかを根拠をもって判断する必要があります。
歯周炎がひどいから、抜歯が必要だとしても、レントゲンが無ければ、問題の無い違う歯を抜いてしまうことだってありうるのです。
画像は下あごの歯のレントゲンです。
右から2番目の左側の歯の根っこはほぼ骨から浮いてしまっていますが、右側の歯の根っこは骨と歯が完全にくっついていて、骨と歯が一体化してしまっています。
例えばこの歯をなんのためらいも無くペンチでつかんで、ひねって、引っこ抜くと、
もしかしたら右から3番目の歯の右側の根っこの部分で顎の骨が折れるかもしれません。見た目はボロボロの簡単に抜けそうな歯なのですが
細心の注意を払って、丁寧にやさしく時間をかけて抜かねばならないのです。